アミメキリンは、日本の動物園で一番多くいるキリンの亜種です。他には模様が少しギザギザのマサイキリンも日本でよく見かけます。
キリンは、長い首を持ち、一番背の高い動物です。その5mを越す頭まで(雄の平均高)血液を送るため、血圧も最も高く、逆流しないように弁がついています。
また、首をおろして眠るのは、一日わずか10分未満だといわれています。
足の皮膚はとてもしまっていて、丁度ぴったりのストッキングをはいている様です。このおかげで、足がむくないそうです。
さて、天王寺動物園には、現在2匹のアミメキリンがいます。雄のケニヤと雌のハルミです。
ケニヤさんは、とにかくハルミさんが大好き。いつも後ろをついていきます。一方、ハルミさんは、あまり付きまとわれるのは苦手。一人でぼーっとするのが大好きなマイペースなおっとりさんです。また、右の頬は、ハートマークの模様があります。よく観察すると、ケニヤさんの尻尾はとても長いのに、ハルミさんの尻尾は半分くらいの長さしかありません。これは、昔いた幼馴染のサキコさんが、よくハルミさんの尻尾をなめていたため、短くなってしまったそうです。
2頭の餌は、樫の木の葉、青草、にんじん、芋、キャベツ、リンゴ、干草、草食動物用のペレットなどです。
夕方になると寝室に戻ったハルミさんをとても間近で見れるので、ハートマークを探してみてくださいね。
ハルミ
2008年11月18日大阪市立天王寺動物園にて