ブチハイエナは、ハイエナの仲間の中では最大で、他のハイエナ(カッショクハイエナ、シマハイエナ、アードウルフ)たちが、腐肉をあさったり(アードウルフは昆虫を食べます)残り物を食べるのに比べて、狩りがとても上手で、優秀なハンターです。ハイエナの群れはクランと言い、雌が、リーダーで、雄より体も大きく攻撃的。餌を食べる順番も、群れのリーダーの雌、リーダーの子ども、その他の雌、その他のメスの子ども、そして最後に雄になります。
また、ハイエナの子どもは、雄と雌の見分けが大変難しく、外見からでは、ほとんど見分けがつきません。
さて、大阪市にある天王寺動物園には、3匹のブチハイエナがいます。雄の秀、雌の愛、2匹の子どもの蓮(れん)ちゃん。やっぱり愛ちゃんの方が、秀さんより大きくて強いそうです。
動物園では鶏、牛肉、レバー、さらに、おやつに豚か牛の骨をもらっています。ブチハイエナは性別を判断するのが難しく、蓮ちゃんという名もどちらでも良いようにつけられました。木をかじったり、お母さんにじゃれるのが大好きなやんちゃな蓮ちゃんですが、時々びしっと愛ちゃんに怒られます。秀さんは、恥ずかしがり屋で、お客さんの前では緊張します。3匹とも間近で見ると、とっても可愛いので、是非会いに行ってくださいね。
愛と小さい頃の蓮ちゃん
2007年11月13日大阪市立天王寺動物園にて