ジャイアントパンダは、クマなどと同じ食肉目の仲間で、竹を食べるのにはあまり適した消化器官を持っていません。その分、大量に食べて補っています。なんと一日に14時間くらいも食べているといわれてます。
竹をつかむとき、とても器用に前足を使いますが、5本の指以外にでっぱりがあり、これが人間の親指のような役割を果たしています。
さて、王子動物園には、現在1頭のジャイアントパンダがいます。雌のタンタンです。
タンタンは、とても神経質ですが、タイヤや布袋で遊んだり、木登りもよくします。食べることが好きで、他には飼育係さんに体をかいてもらうのも大好きです。動物園では、竹以外にも、リンゴ、ニンジン、サル用ペレット、春には、タケノコも与えています。竹をたくさん食べさせるのが健康の秘訣なので、竹の種類やエサの回数にも、気をつけているそうです。
エサの時間に訪れると、恥ずかしそうに後ろを向いて食べているタンタンの姿が見られますよ。
タンタン
2009年2月22日神戸市立王子動物園にて